日本で韓流ブームを巻き起こすきっかけともなった韓国ドラマ。
大ヒットし社会現象にまでなる作品もあれば、裏では視聴率が悪く打ち切りや打ち切りの噂が出たドラマも。
今回は、そんな韓国ドラマで打ち切りの噂が出た作品をご紹介していきます。
【韓国ドラマ】視聴率の良し悪しで話数が変化することも
韓国ドラマでは、視聴率が良く人気が高かったり、監督のこだわりで最終話をよくするために延長されることもあるんだとか。
評価が高く延長されたドラマをいくつかあげてみました。
好評で延長されたドラマ7作品がこちら
- 袖先赤いクットン
- ゴールデンタイム
- 逆転の女王
- ヨンパリ~君に愛を届けたい~
- 伝説の魔女~愛を届けるベーカリー
- ペントハウス
- 結婚作詞離婚作曲
一方で、視聴率の良し悪しで打ち切りになったり、話数が短縮されてしまうことも。
ここから、打ち切りの噂が出た作品をご紹介していきます。
【韓国ドラマ】打ち切りの噂が出た作品14選!理由も交えて一覧で紹介!
人気があり延長されるドラマがある一方で、実は様々な理由で打ち切り寸前だったり、話数が短縮されてしまう作品も。
そんな打ち切りの噂が出た韓国ドラマ作品14選はこちら。
打ち切りの噂が出た韓国ドラマ14選!
- 油っこいロマンス
- スタートアップ:夢の扉
- サーチ~運命の分岐点~
- 夜食男女
- 賢い医師生活
- 三銃士
- 半分の半分~声が繋げる愛~
- 朝鮮駆魔師
- おかえり~ただいまのキスは屋根の上で⁉~
- マンホール~不思議な国のピル
- 帝王の娘スベクヒャン
- メモリスト
- 太宗イ・バンウォン
- スノードロップ
ここから、理由と一緒に1つずつ見ていきましょう。
①油っこいロマンス
最初にご紹介する打ち切りが噂された韓国ドラマは2018年7月~放送された『油っこいロマンス』。
2PMジュノやチャン・ヒョク、チョン・ウォリョンがメインキャストに名を連ね、大きな注目を集めていました。
そんな『油っこいロマンス』ですが、元々40部作の予定が38部作に短縮され実質早期打ち切りに。
打ち切りの理由はこちら。
キャストも豪華で期待されていたドラマでしたが、実際に放送が始まると初回視聴率は6.4%。
前後のドラマの視聴率が9%越えだったことと比較すると低迷した印象を受けますね。
『油っこいロマンス』は面白かったという評価もあったようなので、放送時期がずれていれば打ち切りにはならなかった可能性もあったのかもしれません。
②スタートアップ:夢の扉
続いての打ち切り説があった韓国ドラマは『スタートアップ:夢の扉』
元missAのぺ・スジや人気俳優のナム・ジュヒョクが出演することで放送前から話題に。
そんな『スタートアップ:夢の扉』ですが、打ち切りにはならずに予定通りの話数で放送がされています。
ただ、打ち切りの噂が韓国では広まっており、その理由として言われているのがコチラ。
人気俳優が多く起用される作品は続編が出ることが自然だが、本作の続編は出なかったから
実際に2020年10月から放送が始まると、期待とは裏腹に「つまらない」という意見が目立ってしまう結果に。
放送前から話題性も高く期待されていたコトで、マイナスの意見が目立ちやすい状況だったのかもしれませんね。
③サーチ~運命の分岐点
2020年10月に放送された『サーチ~運命の分岐点~』も打ち切りの噂がでた韓国ドラマです。
打ち切りだと言われた理由がこちら。
韓国ドラマの多くが16話~20話と話数が多いのが特徴ですよねが、『サーチ~運命の分岐点~』は全10話で終了。
視聴者の中で、終わり方がすっきりしないという意見もあり打ち切りだと噂になったんだとか。
ただ、10~12話で放送終了するドラマもあるため、話数が少ないから打ち切りとは言いきれません。
公式な発表なども特にないため、本当に打ち切りだったのかどうか真相は不明です。
④夜食男女
2020年5月に放送された『夜食男女』も打ち切りがささやかれた韓国ドラマの1つです。
全12話でヒロインは日本でも知名度のあるKARAのジヨン。
平均視聴率が0.6%と非常に低く、話数が短縮されたのではないかと言われています。
その理由がこちら。
- 放送はJTBCだが、製作は別会社のため大々的な広報は行われなかった
- 裏でやっていたドラマの評判が高く視聴率が低迷した
- メイン視聴者である30~50代に『ゲイ』という素材が受け入れられなった
実はこの『夜食男女』は元々WEBドラマとして放送案のあったドラマ。
コロナの影響で放送予定だったドラマの撮影が延期になり急遽組み込まれたんだとか。
WEBドラマとして構成された本作は、WEBドラマのメイン視聴者にはなじみのあるLGBTを題材にしたもの。
そのため、テレビドラマのメイン視聴者層の世代にはなじみもなく受け入れられず、さらに裏番組も強かったために評価があがらなかったようです。
⑤賢い医師生活
『賢い医師生活』はシーズン1が2020年3月~、シーズン2が2021年6月~放送された人気のドラマシリーズ。
人気があるのに打ち切り説が本当なのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
シーズン3の計画がなくなり、打ち切りになった
実はシーズン1の開始前はシーズン3までの制作が予定されていて、キャストとも3シーズン分の契約がされていたんだとか。
ですがシーズン2の放送終了を目前にして、シーズン3の計画はないという公式発表がされました。
人気ドラマシリーズ『賢い医師生活』が打ち切りになった理由とは
人気があり、シーズン化されているドラマなのに、なぜ打ち切りになったのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな『賢い医師生活2』の打ち切りの理由がこちら。
韓国ドラマの撮影現場の労働条件を改善するべく、スケジュールや放送編成など様々な工夫が行われていたとも言われている『賢い医師生活』の撮影現場。
実際に撮影が始まると予想外のことが起きてしまったり、上手くいかないことも多く、チーム内に良くない空気もあったとか。
人気のドラマだっただけに、ファンの中にはいつかまたシリーズが再開することを望んでいる方も多いかもしれませんね。
⑥三銃士
2014年3月に放送されたアクション時代劇『三銃士』
フランス小説をベースに朝鮮王朝時代に置き換えて作られたドラマで、CNBLUEのジョンヨンファなどが出演していました。
この『三銃士」も打ち切りの噂がありますが、結論から言うと
シーズン3まで製作する予定がシーズン1で打ち切り
打ち切りになったというのは事実のようです。
『三銃士』は初回視聴率1.82%でスタートし、第8話では0.79%まで下落。
最終話では1.82%まで戻りましたが、全体的に視聴率があがらないまま放送終了を迎えることに。
全12話で3シーズンの予定が、視聴率の低迷によりシーズン1で打ち切りになったそう。
⑦半分の半分~声がつなげる愛~
『半分の半分~声がつなげる愛~』は2020年に放送された韓国ドラマ。
主演は人気俳優チョンヘインとチェスビン、更には「人工知能」という新鮮な素材で放送前から話題性があった作品です。
話題になっていたドラマにもかかわらず、打ち切りの噂があったのです。
全16話の予定が全12話へと短縮され実質上の打ち切りになった
公式からの発表としては、「ドラマのスピード感を高めるため」とのことでしたが、誰もが打ち切りだと感じていたんだとか。
というのも、話題性抜群だったにも関わらず初回視聴率は2.4%で、その後はほぼ1%台をキープ。
視聴率が低かった理由はこちら。
- ドラマのストーリー展開がスローテンポでつかみどころがなかった
- 「人工知能」という最新技術をテーマにしていたのに、説明が少なく視聴者からの理解を得られなかった
そのため視聴者の中で好みの分かれるドラマだったのかもしれませんね。
⑧朝鮮駆魔師
チャン・ドンユン、パク・ソンフン、カム・ウソンといった豪華な俳優たちが主演し国民からの期待も高かったドラマ『朝鮮駆魔師』。
初回視聴率も8.9%と好スタート発進したように見えましたが…
わずか2話で打ち切り
韓国のテレビドラマ史上初となるたった2話で打ち切りとなってしまいました。
【朝鮮駆魔師】批判が殺到した理由とは
高視聴率でスタートした『朝鮮駆魔師』でしたが、歴史歪曲だと批判が殺到し炎上したことで2話打ち切りに。
批判が殺到した理由がこちら
批判に対し製作側は「創作だ」と主張したものの、さらに指摘や批判が寄せられ炎上。
ドラマの公式サイトだけでなく、韓国大統領府の国民請願掲示板には放送中止を求める声が約20万件も寄せられたんだとか。
そこから広告主やスポンサー企業に対する不買運動にまで発展し、広告主やスポンサー企業が相次いで撤退する事態に。
その結果、わずか2話で電撃打ち切りとなってしまったようです。
⑨おかえり~ただいまのキスは屋根の上で?!~
人気WEB漫画を原作に、INFINITEのエルとシン・イェウン主演で実写ドラマ化された『おかえり~ただいまのキスは屋根の上で~』。
初回放送時は3.6%の視聴率でスタートし、その後は下落。
第15話は当時の地上波ドラマ歴代最低視聴率0.9%という不名誉な記録に。
視聴率がとれなかった理由はこちら
- ストーリーは新鮮だがWEBドラマ向きで、テレビドラマには向いていなかった
- 原作にはないオリジナルストーリーが漫画の空気感と異なり、原作ファンから不評だった
当初32話での編成が計画されていましたが、24話まで短縮されてしまいました。
⑩マンホール~不思議な国のピル~
ジェジュン除隊後の復帰作として大きな話題を集めた2017年の韓国ドラマ『マンホール~不思議な国のピル~』。
ですが放送が始まると、初回の3.1%から下降し続け、打ち切りが噂されてしまうように。
打ち切りだと言われた理由がこちら
- 放送前に出演者であるユイのスキャンダル報道が出た
- 主人公のドジすぎるキャラやヒロインの優柔不断なキャラに視聴者が共感できなかった
- 同時間帯に他のドラマが放送されていた
演出家を追加投入し視聴率回復を狙いましたが、視聴率が上がることなく放送終了に。
そんな状況でも打ち切りにならなかったのは主役がジェジュンだったからだと言われているんだとか。
いかにジェジュンの人気が高いのかが分かりますね。
⑪帝王の娘スベクヒャン
2013年9月に放送された長編時代劇『帝王の娘スベクヒャン』
ドラマの評価は良かったものの、視聴率は10%前後と高視聴率が当たり前といわれる韓国時代劇にしては低めの視聴率。
その結果、全120話の予定が108話で放送終了となりました。
評価が良くても話数短縮になるほど、韓国ドラマ業界では視聴率が重視されているようですね。
放送終了に対し、「放送時間が夜9時台ではなく10時台であればもっと反響を得られたのでは?」と残念がるファンもいたんだとか。
⑫メモリスト
2020年に放送された韓国ドラマ『メモリスト』はWEB漫画が原作のミステリー捜査ドラマ。
ユ・スンホとイ・セヨンの子役コンビが主役を務め、ベテラン俳優たちが脇を固めました。
そんな豪華なキャストにも関わらず、視聴率の獲得に苦戦し打ち切りがささやかれた『メモリスト』。
視聴率に苦しんだ理由がこちら
- 凄惨なシーンが多く視聴者が受け入れられなかった
- 主人公の設定が「超能力者」という好みの分かれる素材だった
- VODで気になる作品が好きな時に見られるようになった
もしかすると、リアルタイムで見ていなくても、VODなどの配信で見ている視聴者もいるかもしれませんね。
⑬太宗イ・バンウォン
『太宗イ・バンウォン』は2021年12月に放送されたドラマで、KBSの5年ぶりの大河ドラマというだけあり、大きな期待を寄せられていました。
初回8.7%、第2話も9.4%と視聴率も良く、滑り出しは好調。
なぜ打ち切りが噂されたかというと、撮影の過度な演出により、馬が死亡してしまう事故が起きたからです。
第7話での落馬シーンの撮影時に、迫力のあるシーンを撮ろうとワイヤーを使って馬を転倒させ、その馬が1週間後に死亡。
さらにその映像がSNSで拡散されてしまい、炎上。
韓国の動物愛護団体が撮影責任者を動物保護法違反で警察に告発する事態に。
さらに、番組のホームページだけでなく大統領府の国民請願掲示板にも制作陣を糾弾する声が相次ぎました。
ここまでの騒動となり、2週間の放送休止になったんだとか。
⑭スノードロップ
2021年12月に放送された『スノードロップ』はBLACKPINKのジスの初主演作ということもあり、早くから注目されていた韓国ドラマ。
『スノードロップ』は民主化運動が激化している時代の切ないラブストーリーを描いた作品で、放送前から“歴史歪曲議論”に包まれていました。
そして放送後はさらに批判が殺到し、放送中止を求める国民請願も30万人を超えたんだとか。
そのため協賛を辞退するスポンサーまで出始め、打ち切りになるのではと噂に。
実際には打ち切りにはならなかった
制作側は「歴史歪曲ではない」と否定し放送を継続し、放送終了を迎えました。
ただ、最終話は1週繰り上げて全話と同日放送になったんだとか。
韓国内では批判の多い『スノードロップ』ですが、海外での配信が始まるとアジアで4週連続1位と高評価だったそうですよ。
まとめ
いかがでしたか。
韓国ドラマで打ち切りの噂が出た作品とその理由をご紹介しました。
視聴率が悪くても面白かったと評価されているドラマも多くあります。
好みに合うドラマもあるかもしれないので、気になる作品があればぜひ一度見てみてくださいね。
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