韓国語留学をしようと決めたときに、最初に決める必要があるのが”学ぶ場所”
語学堂と語学学校の2種類の方法がありますが、本格的に学びたければ”語学堂”という選択肢になります。
ただ、この語学堂はいくつも韓国にあり、どの場所が自分に合うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
実際に私も韓国留学の際に困った出来事の1つです。
そこで今回は高麗大学を選び、卒業をした私がどのような基準で語学堂を選んだのか。
また高麗大学がどんな場所なのかも含めて、紹介をしていきます。
高麗大学ってどんな学校なの?
高麗大学は韓国の学生たちに最も人気で有名なSKY大学の1つです。
SKYとは韓国にある3大トップ大学となっており、頭文字を取ったモノとなっています。
- S(ソウル大学)
- K(高麗大学)
- Y(延世大学)
そんなSKYの1つである高麗大学ですが、1905年に設立。
そして語学堂は1986年に設立され、多くの卒業生を輩出しています。
また、キャンパス内はヨーロッパのような綺麗な建物が多くあることも特徴です。
高麗大学の語学堂の特徴を卒業生の私が紹介
引き続き、高麗大学の語学堂の特徴を確認していきましょう。
他の大学とは違う高麗大学の語学堂の特徴はこちら。
- 「学問目的クラスコース」がある
- 「研究班」がある
順番に説明していきます。
「学問目的クラスコース」がある
高麗大学(語学堂)の最大の特徴は、目的に合わせた2つのクラスがあるコトです。
- 一般目的クラス:日常会話などの意思疎通を中心に学ぶことが目的
- 学問目的クラス:韓国の大学や大学院への進学を目標にした人が対象
韓国の大学を目指す人でも一般目的クラスを選択する人も多く、私も一般目的クラスに通っていました。
学問目的クラスの方が人数が少なく、韓国で就職をしたい人もこのクラスを選択する人が多い印象でした。
「研究班」がある
2つ目の特徴としては研究班があるということです。
一般目的・学問目的クラスともに1級から6級までで、卒業という形になります。
ただ、卒業後により詳しく韓国語を学びたいときに困ったという同級生が多いのも事実です。
そんなときに高麗大学の語学堂であれば、卒業後に研究班というより詳しく学ぶことができる制度が備わっています。
そのため、留学中により深い興味が出たときに選択肢が広がるのは大きなメリットとなるわけです。
それでは引き続き、一体なぜ私がこの語学堂を選んだのかを紹介していきます。
私が高麗大学に語学堂を決めた理由とは?
数多くある語学堂から、私が留学先を選ぶにあたり、重要視していた条件がコチラです。
- スピーキング重視
- トウミ制度がある
- 学校として有名なところ
それぞれ確認していきましょう。
スピーキング能力をアップできるカリキュラムが充実
高麗大学の大きな特徴の1つがコチラ。
スピーキングの能力がアップできるカリキュラムが充実している
では一体どんなカリキュラムが備わっているのか?というと「トウミ制度」です。
この制度は高麗大学の大きな特徴で、現地の韓国人と交流する機会を得られる貴重な体験ができます。
有名大学のほうが今後有利に働くことが多い
高麗大学はトップ大学の1つとなります。
そのため、就職を考えた時にも有名大学のほうが有利に働くわけですね。
そういったコトを踏まえると、高麗大学の語学堂に進学するメリットは他の語学堂に比べると非常に大きいです。
それでは引き続き、高麗大学のメリットをまとめて紹介していきましょう。
【高麗大学の語学堂】学校生活のイベントも多く楽しい!
高麗大学の語学堂は学校生活も非常に楽しく、勉強以外にもプライベートも充実させることもできます。
- トウミ制度
- 語学堂内サークル
- 卒業旅行
詳しく説明していきます。
メリット①トウミ制度
高麗大学には、現地の韓国人学生とペアになって、活動をするトウミ制度があります。
私は現地の1年生とペアになり、大学生の間で人気の場所や、流行りの話題を聞くことができ有意義な時間を過ごせました。
ただ、申請した全員ができるわけではないので注意しましょう。
メリット②語学堂内にサークルがある
授業以外にも週に1回のサークル活動を通じて韓国文化を楽しく体験することができます。
そのサークルの種類はコチラ。
- 歌
- ダンス
- Kカルチャー
- サムルノリ(韓国伝統楽器)
- テコンドー
それぞれの専門の先生がいて、丁寧に教えてくれます。
私はダンスサークルに入り、BLACK PINKの「Pink Venom」やNCT DREAMの「CANDY」を踊りました。
メリット③卒業旅行がある
卒業旅行がある語学堂は高麗大学だけしかありません。
1〜5級は日帰り旅行に、6級は1泊2日の卒業旅行に行くのですが、私は観光地として有名な江陵(カンヌン)に行きました。
ざっくりとしたスケージュールはコチラ。
昼はバスガイドさんが案内してくれて、夜はホテルで同じクラスの子達とお酒を飲んだりして、素敵な思い出ができました。
高麗大学語学堂のデメリット
続いて高麗大学の私が思うデメリットはコチラ。
- 立地が悪い
- 寄宿舎が1学期しか使えない
順番に見ていきましょう。
デメリット①立地が悪い
高麗大学の悪いところは、明洞やホンデなどの代表的な観光地から少し離れていることです。
そのため、勉強だけでなく遊びも充実させたいという人には少し不便を感じるかもしれません。
高麗大学の周辺には、韓国外国語大学やキョンヒ大学、ソンシン女子大学など多くの大学が集まっています。
学生の街である分、物価は比較的安いのですが、ショッピングするには少し遠出をしないといけないのが難点です。
デメリット②寄宿舎が1学期しか使えない
高麗大学には大学の近くに寮があり、安い家賃で生活できるけれど、この寮に住めるのは、1学期と決まっています。
そのため、2学期以降は自分で部屋を探さなければいけません。
ですが、先にお話したとおり近くに大学が密集しているため中々都合のいい部屋を見つけるのが難しいです。
寮自体も、キッチンがなく、自室で飲食禁止などルールが厳しいため、初めから外部で部屋を探して住む人が多いです。
高麗大学での一日
観光地からは少し距離のある高麗大学ですが、学生たちが授業後にどうやって過ごしているか気になりますよね。
そこで、ある1日のスケジュールをご紹介します。
時間 | |
8:00 | 起床・身支度 |
8:30 | 家を出発→バスに乗る |
9:00 | 授業スタート |
13:00 | 授業終了 |
13:30 | 学校の近くで友達と昼食 |
15:00 | カフェで勉強兼おしゃべり |
17:00 | 성수で夜ご飯 |
19:00 | カフェでおしゃべり |
22:00 | 帰宅・身支度 |
1:00 | 就寝 |
このように授業後は、最近人気急上昇中の聖水洞でカフェ巡りや、美味しくて安い学生街フェギで遊ぶことが多いです。
まとめ
以上、高麗大学の語学堂のメリットとデメリットをご紹介しました。
自分に合った語学堂を選んで素敵な韓国留学生活を送ってください。
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